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外反母趾

足の指のつけ根にある深横中足靭帯が伸びたり、緩んでしまった上に靴など履物によって締め付けられることで結果、足の親指が小指側に曲り変形した状態。足に合わない靴を履いている場合になりやすく、女性に多く見られる。特にかかとの高い靴を長時間履いている場合になりやすいと言われている。幅の広すぎる靴を履くことにより足が前に滑り、捨て寸の部分につま先が入り込んで圧迫され、発症するケースもある。症状の進行によって痛みを覚え、歩行や起立のたびに痛みを感じるようになる場合がある。子供や男性にも発生する。同じ要因によって外反母趾とは逆に足の小指が親指の方向に曲がってしまう症状は内反小趾(ないはんしょうし)と呼ばれる。

外反母趾の自己診断

自分の足の外反母趾がどの程度のものなのかをチェックするには、外反母趾角 (HV角)と第1-第2中足骨間角 (IM角)を測ります。以下の図のように、HV角とは第1中足骨と親指の角度、IM角とは第1中足骨と第2中足骨の角度のことです。

HV角・IM角によって外反母趾の重症度が以下のように分類されます。

【HV角】
15°未満・・・正常
15~25°未満・・・軽症
25~40°未満・・・中程度
40°以上・・・重症

【IM角】
10°未満・・・正常
10~15°未満・・・軽症
15~20°未満・・・中程度
20°以上・・・重症

また、IM角が15°を超えると改善が難しく、20°を超えると外科手術。

原因

女性に外反母趾が多いのは、女性がハイヒールや先細の靴を履く傾向が大きいことも原因であるが、裸足で生活する民族の調査でも男性よりも女性に外反母趾が多く見られるため女性ホルモンの関与も指摘されている。

遺伝と外反母趾との関係は香港で調査が行われていて、遺伝はハイヒールよりもはるかに大きい外反母趾の原因であることが指摘されている。

ハイヒールが外反母趾の原因となるのは、(1)足が前滑りして、足先が靴先に押し込まれる。(2)ヒールが高くなるにつれて、足先にかかる体重の割合が増える。(3)第1趾の中足趾節関節の背屈の角度と、足関節の底屈の角度が大きくなるため、中足趾節関節(MP関節)の両側の靭帯が弛んで不安定になり、かつ足の横アーチに関与する筋肉が弛むため開張足になる、という3つの理由にある。

足病学では距骨下関節の過剰な回内(過回内、オーバープロネーション)が外反母趾の原因であるとされている。

歩き方

最近はヒールやパンプスなどの足を圧迫する靴を履いている大人だけでなく、小中学生の子供にも外反母趾が激増しています。この最大の原因は、足の筋肉の未発達です。靴で足を覆い、足指を使って踏ん張らず、指のつけ根で歩いてしまうので足底筋群が発達せず、親指が曲がってしまうのです。インドネシアの奥地に住む裸足で生活する人たちは足の指1本ずつが独立して力強く体を支えており、外反母趾がほとんど見当たらないそうです。

ゆるい靴やヒール、パンプスなど、「脱げやすい靴」は外反母趾の原因になります。脱げやすい靴を履いているときは、脱げないように無意識のうちに足指を上げたり、指を縮めて歩いてしまいがちだからです。指の浮いた状態だと当然指の力が地面に伝わらず、その分親指のつけ根への衝撃が大きくなり、親指のつけ根の骨が出っ張る外反母趾になってしまうのです。また、先の細いヒールやパンプスなどの靴はさらに足を痛めつけます。先の細い靴は左右から親指と小指を圧迫し、足指の踏ん張る力を制限してしまうので、ますます筋肉が弱まり、外反母趾が悪化します。

運動不足

先ほども説明したように、外反母趾を起こさないためにはある程度の筋力が必要です。ところが現代の日本人は運動不足の方が非常に増えています。健康の指針の一つである「健康日本21」によると、成人男性9,200歩・女性8,300歩を1日の歩数目安にしていますが、2011年の歩数調査では1日の平均歩数が男性7,233歩・女性6,437歩しかありませんでした。これでは、足の骨格を保つための筋肉も落ちてしまい、外反母趾も悪化しやすくなってしまいます。

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人間の健康な足裏には上図のようなアーチが存在します。A-Bの横アーチ、A-Cの内側縦アーチ、B-Cの外側縦アーチですね。これらアーチがしっかりできているうちは地面からの衝撃や体重による荷重から足を守ることができるのですが、足をしっかり使わずに筋力が落ちたりするとアーチが徐々に消えていってしまい、アーチが消えると負荷が偏って外反母趾が悪化します。するとさらにアーチが消えていく・・・という風に、負の連鎖が起こってしまうのです。

外反母趾を治すためには、足裏のバランスを整え、筋肉を鍛え、アーチを作ることが不可欠です。

治療

治療法には手術療法と保存療法がある。後者には靴の指導、テーピング治療、運動療法、足底板療法(アーチサポート療法)などがある。

靴の指導

どんなにセルフケアを頑張っても、靴が足に合わず、指を圧迫したり足を痛めつけてしまうのでは全て水の泡です。自分の足に合った靴を選ぶ必要があります。

・できるなら靴を履いて10分程なじませる
・少し歩く
・靴を脱いで、足の一部が赤くなっていないか確認。他にも、歩いていて足が痛んだり、足が疲れやすくなったり、足がむくみやすくなるなら、その靴は合っていない

・支点と作用点の部分に力が逃げないように補強してあり、靴の中で横幅が広がらないようになっているもの
・クッション性の高い靴底や人工筋肉素材(免震インソール)が使用してあるもの
・通気性がよくて歩きやすく、歩行能力や運動能力を高めてくれるもの

テーピング治療

テーピングには、形を整えることで力点を解除し、支点と作用点をグッと押して足裏全体のバランスを整える効果があります。これにより足指で踏ん張って歩けるようになるので、足の機能が回復し、これ以上歪みを悪化させないで済みます。

外反母趾や浮き指(指上げ足)、扁平足以外にも足裏から全身のバランスを整える効果があり、通称「足裏バランステーピング法」と呼んでいます。
テーピングは薄く違和感も少ないのでどんなひどい外反母趾にもフィットし、今まで通り靴が履けるというメリットがあります。

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ストレッチ・トレーニング

ストレッチで固くなってしまった関節をやわらかくし、筋肉が働きやすい状態を作れば、トレーニングによる筋トレ効果もより高まり、外反母趾を改善することができます。

ホーマン体操

左右の足の親指にゴムバンドをひっかけ、両足を扇形に広げるストレッチです。外反母趾の変形でかたくなってしまった親指の関節・周囲の筋肉・じん帯をやわらかくし、矯正を行いやすい状態にする効果があります。

筋トレではなくストレッチなので、親指の力を抜いて人差し指との間がしっかり開くようにします。ちなみにゴムバンドがご家庭に無い場合は、輪ゴムを10本ほど束ねて代用することも可能です。

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