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野球肘

野球肘とは

野球肘とは野球の投球動作によって発生した肘の障害の総称です。
肘関節は上肢(肩から手)のちょうど中間部にある関節なため、投球動作時には力学的に負荷のかかりやすい関節です。

野球肘の症状はほとんどが肘の痛みですが、その他にも次のような症状があらわれることがあります。
肘の腫れ・圧痛(押すと痛む)・手の力が入りにくい・手首の曲げ伸ばしで痛む・肘が完全に伸びきらない、曲げられない・肘の曲げ伸ばしをするとコキコキと音がするなどがあります。

野球肘の種類

一般的に「野球肘ですね!しばらく安静にしてください」と診断されている中にも、実はさまざまな病態があります。

病名 病態
1.上腕骨内側上顆炎 野球肘で一番多い肘の内側の痛み
2.側副靭帯損傷 野球では内側にある内側側副靭帯の損傷が多いです。
3.肘部管症候群 肘の内側で叩くと小指の方へビンビンとシビレ感が走る(尺骨神経)
4.リトルリーグ肘 リトルリーグ肩と同様、肘の成長軟骨部分の障害です。
5.上腕骨外側上顆炎 肘の外側の痛み
6.離脱性骨軟骨炎 関節の骨や軟骨が擦れたり衝突しあったりし剥がれてしまう(外側)
7.上腕三頭筋腱炎 肘の後方(肘頭)に付く上腕三頭筋腱が何度も引っ張られ損傷する
8.肘後方衝突症候群 上腕骨と前腕(尺骨の肘頭)が衝突し発生(肘を伸ばした時)
9.関節ネズミ 6.の離脱性骨軟骨炎が進行して骨や軟骨が剥がれ関節内に浮遊する

症状

  • 投げると肘の内側が痛い
  • 投げると肘の外側が痛い
  • 投げると肘の後ろ側が痛い
  • 手首の曲げ伸ばしで痛む
  • 肘が完全に伸びきらない、曲げられない
  • 肘を曲げ伸ばしをするとコキコキと音がする

肘はコッキング期~加速期では外反し、リリース期~フォロースルー期では過伸展します。
よって、野球で「肘が痛い!」と言う場合、大きく3つに分ける事ができます。

【内側型】(コッキング期~加速期)

【内側型】(コッキング期~加速期)投球時、肘には外にそるような力(外反)が加わる為、筋肉・腱が引っ張られる力(牽引力)が働く。

1、上腕骨内側上顆炎(屈筋群付着部炎)
2、内側副靭帯損傷
3、肘部管症候群
4、リトルリーグ肘

【外側型】(コッキング期~加速期)

• 【外側型】(コッキング期~加速期)肘の外側の骨同士(上腕骨小頭と橈骨頭)が肘の外反によって、擦れたり衝突します。

5、上腕骨外側上顆炎
6、離断性骨軟骨炎

【後側型】(リリース期~フォロースルー期)

18pict03リリースからフォロースルー時に強く投げようと意識し手投げになったりするとブレーキが
きかなくなり肘を伸ばしすぎて衝突する。

7、上腕三頭筋腱炎
8、肘後方衝突症候群

原因

1、オーバーユース (使いすぎ)

  • 投球数の注意(野球肩のページ参照)

2、投球フォームの問題

  • コッキング期の肘の高さ角度異常
  • リリース時の体幹からボールの距離
  • ボールのリリース位置
  • 体の開きは早くないか?
  • 体が前に突っ込みすぎていないか?
  • 投球動作が一連の流れで行われているか?

3、投球動作に係わる骨格筋群のバランス異常

  • 内・外反肘
  • 反張肘(反りが強い肘)
  • インナーマッスルとアウターマッスルそして肘、肩、肩甲骨、上肢、体幹、下半身の筋力、柔軟性のバランスです。

これに関しては専門的な知識が必要ですのでご相談ください。

【治療方法】~当院では原因から治療方法を考えております~

野球肘になってしまった場合、何もせずに放っておいてはいけません。
安静にしているだけでは、痛めた原因を改善したことにならず、復帰後そのままプレーを行った場合
再発する可能性が高くなります。

ですから正しい知識で適切なリハビリテーションを行い、完全な状態で復帰することが望ましいです。
原因により治療方針は異なります。

例えば

原因 治療方針
筋、腱の疲労、硬結 物理療法やスポーツ鍼灸、マッサージ、ストレッチ等
オーバーユース 練習量、練習強度の調整
肘関節の可動領域異常 関節性か筋肉靭帯性か原因を見極め関節可動域を正常にする
投球動作筋のバランス異常 インナーとアウターマッスルのバランス正常化
投球フォームが悪い場合 投球フォームを分析し投球動作の見直し、改善をする
体幹、股関節バランス異常 トレーニング、ストレッチ

 

こんな症状は早めの受診を!

・肘の外側が痛い。肘の曲げ伸ばしが完全に出来ない。

この症状を訴える場合は、即座に投球を中止し、受診して下さい。軟骨や骨の異常が発生している可能性があります。

無理して投げ続けていると、リトルリーグ肘、離断性骨軟骨炎や関節ネズミとなってしまう可能性が高いです。
そうなるとゆくゆく手術をしなくてはなりません。

そうなる前にご相談ください。初期では適切な治療、リハビリを行うことで解決する事が出来ます。
将来のある子どもたちの肘を守りましょう。

当院では『原因から治療方法を導き出し』投球フォームの改善から各種物理療法、スポーツ鍼灸、スポーツマッサージ、競技別リハビリ、トレーニング、ストレッチ等を行い再発させない治療を心がけております。