ギオン管症候群
ギオン管は手のひらの小指側で手根骨の中に豆状骨と有鈎骨があり、その間に豆鈎靭帯がアーケード状に形状したトンネルをギオン管といい、このトンネルに尺骨神経が走行しています。このギオン管が様々な原因により圧迫され尺骨神経が麻痺状態になる症候群です。
手をよく使う職業や手をよく使うスポーツマンにしばしばギオン管症候群がみられます。症状としては小指側のシビレ感や知覚の低下、症状が更に進行し悪化すれば小指側の筋萎縮(筋肉がやせて物がつかみにくい状態)もみられます。原因はトンネル内やその周辺の腫瘍(ガングリオン)によるものや外傷による骨折や軟部組織損傷(靭帯損傷など)があります。
損傷程度及び活動制限の必要性など、現状の正確な判断が求められます。また、一定期間経過後も症状の憎悪や症状が不変な際は精密検査が必要です。筋力低下や運動障害などが残存する場合は手術選択というケースもあり、損傷状態や現状の把握は必要不可欠です。
的確な判断を怠るとスポーツ活動の長期制限や日常生活動作にも支障をきたすことになります。
当院の治療(高周波+超音波+電気鍼+手技マッサージ)
治療は高周波や超音波の電気治療で血流を改善し、消炎鎮痛目的で電気鍼治療をし、手技マッサージで患部の内圧を緩めます。
当院では、小指球に電気鍼でパルス通電を行い、更に超音波治療と高周波治療を行い、疼痛やしびれの改善に成功しています。
是非、当院に御相談ください。