オスグッドシュラッテル病
オスグッドシュラッテル病とは?
オスグッドシュラッテル病とは骨端症の一つで膝蓋腱付着部の脛骨粗面骨端核の化骨障害によるものであり、脛骨粗面が著しく突出し、正座時や膝関節運動時などに疼痛を訴える。特に膝蓋靭帯に強い牽引力がかかる運動で疼痛が増強する。
中学生〜高校生の運動の激しいスポーツをする男子に多いが、予後は良い。局所の運動痛、突出(膨隆)のほか、圧痛や局所軟部組織の腫脹(多くは発赤、熱感なし)がみられる。
オスグッド病は成長期の子供に発症する障害であることから、一般的には「成長痛」のひとつとして扱われるケースも多くあります。
治療(高周波+電気鍼+手技マッサージ+テーピング)
当院の治療は高周波で患部の血流を改善し、電気鍼と手技マッサージで消炎鎮痛を促します。痛みが強ければテーピングを施します。
予防
成長期の一過性の病気で、成長が終了すると、多くは治癒します。痛みが酷い時はスポーツを控えることが大切です。
上記の症状を強くさせないためには、大腿四頭筋のストレッチングやアイスマッサージなどを行い、痛みが強いときのみ、内服や湿布をします。
スポーツ復帰
痛みがなくなればスポーツは可能です。
発症後3~6ヵ月はスポーツをすると症状が強くなるので、スポーツ前後に上記ストレッチングやアイスマッサージ、ベルトの装着などをした上でのスポーツすることをお勧めします。