腰部椎間板症
腰部椎間板症とは
「腰椎症」(変形腰椎症、椎間板症など)は腰椎の骨や椎間板などが変性して、慢性的に腰が痛む病気で、ほとんどの場合は背骨の老化が原因となっています。
脊椎に加齢変化をおこした状態で腰痛を発症している場合は「変形性脊椎症」といいますが、椎間板の変性により腰痛が生じた状態を「腰部椎間板症」と呼びます。
特に椎間板の不安定性に起因する「不安定腰椎」(X線上椎間板が明らかにぐらぐらと動きが大きく痛みの原因になっている場合)は、椎間板症の中でも重症です。
椎間板は常に力学的負荷を受けており、10代後半から加齢やストレスなどで髄核の水分が減少して変性(すなわち老化)が始まります。
このような老化現象によって、椎間板の支持性やクッションとしての機能が低下すると、周りの神経を刺激したり、靭帯、関節や筋肉に負担がかかり、腰痛の原因になることがあります。
症状は急性、慢性の腰痛で体を前にかがめたときに痛みが強くなることが多く、下肢症状や膀胱直腸症状は伴うことはまれです。
イスに座っている時はラクでも、長時間立っていられないし歩くのが辛くなることもあります。
大部分は数週間の安静で軽減しますが、一度治っても繰り返す場合があります。
腰椎椎間板症は、レントゲンでも大きな異常が認められない事が多く、MRIという画像検査が必要となります。
病院での治療は鎮痛剤を服用し、コルセットなどを装着します。
いわゆる保存療法が基本で対処され、ほとんどの場合で鍼灸治療も有効で症状が軽減します。
治療(高周波+電気鍼+手技マッサージ+矯正)
当院では高周波と電気鍼と手技治療で施術しています。高周波と電気鍼で患部の血流を増加させ、炎症や疼痛を鎮めて、手技マッサージで筋肉の緊張を緩めていきます。
当院の電気鍼は腰椎の両側のきわのトリガーポイントに鍼を刺して低周波パルス通電をしています。
ほとんどの場合で症状が改善していきます。その後は再発防止のため、姿勢矯正や姿勢のキープ力UPのためのインナーマッスルの筋トレ(楽トレ)もオススメです。