あなたの鬱、鍼灸で改善できるかも?
2013-11-05
頸性神経筋症候群とは?
頸性神経筋症候群とは、松井孝嘉先生が発見した新しい疾患です。後頸部筋群の異常によって引き起こされ頭痛やめまい、疲労が慢性的に続きます。
また、本疾患は頸部椎間板ヘルニア、変形性頸椎症、慢性疲労症候群、自律神経失調症、更年期障害などさまざまな疾患に併発するといわれています。
診断基準については未だ不明な点が多いですが、問診やMRIなどの画像診断、平衡機能、瞳孔検査、頸部筋肉の触診による緊張や圧痛がどの程度あるかで判断されます。
松井先生は頸性神経筋症候群専用の問診票を作成し、全30項目のうち、該当項目が10点異常で中〜重症と分類しています。
チェックリスト
- 頭が痛い、頭が重い
- 首が痛い、首が張る
- 肩が凝る
- 風邪をひきやすい
- ふらっとする、めまいがある
- 歩いていたり、立っているときなんとなく不安定
- 吐き気がある
- 夜、寝付きが悪い。目覚めることが多い
- 血圧が不安定である
- 暖かいところに長時間いれない(体温調節異常)
- 汗が出やすい
- 静かにしているのに心臓がどきどきする
- 目が見えにくい、像がぼやける
- 目が疲れやすい、または痛い
- まぶしい、または目を開けていられない
- 目が乾燥する、または涙が出過ぎる
- つばが出やすい、またはつばがでない
- 微熱が出る
- 下痢をしやすい
- すぐ横になりたくなる
- 疲れやすい
- 何もする気が起きない、意欲がない
- 天気の悪い日か、その前日に調子が悪い
- 気分が落ち込む
- 集中力が低下して、1つのことに集中できない
- わけもなく不安だ
- イライラして焦燥感がある
- 根気がなく、仕事や勉強を続けられない
- 頭がのぼせる、手足が冷たい、しびれる
- 胸部が痛い、胸部圧迫感がある、胸がしびれる
鍼灸治療は頸性神経筋症候群に対して効果的な治療の一つであることが分かりました。
(鍼灸治療による頸性神経筋症候群症状の推移)
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